セミナー生物は第一学習社の教科書傍用問題集で、セミナーシリーズの最高傑作と言っていい本です。この1冊をやるだけで初学者の状態からどの大学の過去問も解ける状態まで持っていけて、しかも分量はそれほど多くありません。この記事では京大の生物で高得点を取った京大生がセミナー生物の使い方を解説します。
| この本の基本情報 | |
|---|---|
| 正式名 | セミナー生物基礎+生物(生物基礎だけの版もある) |
| 出版社 | 第一学習社(毎年改訂。2026年版は2026年2月発売) |
| 価格 | 1,100円(2026年版) |
| 問題の区分 | 基本例題・基本問題・発展例題・発展問題 |
| レベル | 教科書の基本から難関大の考察問題まで |
セミナー1冊でどの大学の過去問も解ける
共通テストも東大も京大も、生物の知識の量を問うているのではなく引き出しを問うています。いろいろな聞き方や場面を通して、本当にちゃんと覚えているか・本当に正しく理解しているかを繰り返し確かめてくるのです。
だから大事なのはいろいろなことを知っていることではなく、セミナーに載っていることを完璧に知っている状態です。セミナーを何周もして完璧にするのが、生物で高得点を取るうえで最も重要でしかも最短のルートです。
実際に多くの大学ではセミナーを完璧にすればすぐに過去問に入れます。共通テストで80点台が目標なら、セミナーと共通テストの過去問5年分ほどで満点近くまで届きます。
始める前に講義で全体の雰囲気をつかむ
知識がまったくない状態でいきなりセミナーから入るのはさすがにおすすめしません。何らかの講義で補ってから始めましょう。選択肢は次のとおりです。
- 田部の生物合格77講や教科書を読んでテーマの概略を知る
- 映像授業ならスタディサプリ
- YouTubeなら「ここみらいチャンネル」。シュンスケ先生が生物基礎を全5回・生物を全20回で全範囲通して講義していて、生物をかみくだいて説明しています
このときに内容を頭に入れる必要はありません。こういう感じの分野なんだという雰囲気がつかめれば十分です。そうしたらセミナーに入りましょう。77講の使い方は生物合格77講の記事で解説しています。
解く順番:まず例題と基本問題を完璧にする
セミナーはステップバイステップの構成で、基本例題・基本問題・発展例題・発展問題に分かれています。
基本例題と基本問題:1問でも解けない問題があってはダメ
まずは基本例題と基本問題を完璧にしましょう。基本問題までだけでも相当な力がつきます。ここは知識を問う問題がとても多いので、解けない問題が1問でもあるようではダメだと考えてください。
発展例題と発展問題:基本問題を固めてから
発展問題には難しい考察問題も入っています。基本問題をしっかりやってから入れば十分です。
過去問と並行して基本問題で復習する
筆者はセミナーをやったあと標準問題精講を挟みつつ過去問に入りました。過去問を解いていると「バイオームを忘れがちだな」などと気づくことがあります。そうしたらセミナーをぱっと開いて、間髪入れずにその分野の基本問題を一気に解きます。1分野なら1〜2時間で終わります。知識がだいたい埋まったと思ったらまた過去問に戻ります。
過去問を1年分解くごとにセミナーの基本問題を1分野ずつ復習するやり方もよいと思います。こうしてゆっくり繰り返し解いていけば知識面はもう大丈夫です。
次にやる本
- 多くの大学:セミナーを完璧にしたらそのまま過去問へ
- 過去問で高得点を狙う人:標準問題精講で考察問題を鍛える
- 京大・阪大志望で満点を狙う人:上級問題精講(旧思考力問題精講)
2冊の使い方は生物の標準問題精講・上級問題精講の記事で解説しています。
まとめ
- セミナー生物はセミナーシリーズの最高傑作。1冊で初学者からどの大学の過去問も解ける状態まで行ける
- 始める前に77講・教科書・スタディサプリ・ここみらいチャンネルなどで分野の雰囲気をつかむ
- まず基本例題と基本問題を完璧にし、発展例題・発展問題はそのあと
- 過去問で抜けに気づいたら、その分野の基本問題をすぐ解き直す
- 入試が問うのは知識の量ではなく引き出し。セミナーを何周もして完璧にするのが最短ルート
生物全体の参考書ルートは生物の勉強法の記事、共通テストは共通テスト生物の記事で解説しています。
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