大学受験の英単語帳といえば、ターゲット1900とシステム英単語(シス単)が二大定番です。それでもこの記事ではあえてLEAPを推します。単語を「覚える」だけでなく「使える」ところまで連れて行ってくれる点が、ほかの2冊にはない強みだからです。

LEAPとはどんな単語帳か

改訂版 必携英単語LEAP(竹岡広信)の表紙

『改訂版 必携英単語LEAP』は竹岡広信先生による数研出版の英単語帳で、2024年11月に改訂版が出ました。収録語数は約2,300語で、次のように分かれています。

  • 巻頭:英語で発信するために重要な基本動詞42語
  • Part1・2:英作文やスピーキングで使いこなすべき「発信語彙」
  • Part3・4:読んだり聞いたりして意味が分かればよい「受信語彙」
  • +α:最難関の国公立大・私大向けの難単語

見出し語にはCEFRレベルが表示されていて、実際にどのくらい使われる単語かの目安が分かります。QRコードからは音声・語源の解説動画・用例のドリルも使えます。

定番2冊との違い

ターゲット1900システム英単語LEAP
並び順入試の出題頻度順頻度と重要度をもとにした順発信語彙と受信語彙に分けて配列
覚える単位単語と意味の対応短いフレーズ(ミニマルフレーズ)第一義+例文
解説の厚さ簡潔簡潔使い分けや語の成り立ちまで詳しい
英作文への対応△○◎

ターゲットは単語と意味の対応を素早く覚えるのに向いていて、シス単はフレーズの形で覚えることで実際の使われ方に近づけています。LEAPはそこからさらに踏み込み、単語ごとに使い方まで解説しています。

LEAPが最強な3つの理由

1. 第一義だけ隠せるので周回が速い

LEAPは見出し語の第一義だけを赤シートで隠せるようになっています。1周目から全部の意味を覚えようとするのではなく、まずは一番大事な第一義だけに集中して覚えられます。覚える対象が絞られているぶん、1周にかかる時間が短くなり周回速度が上がります。

第二義以降は例文を使って覚えます。例文の中で単語がどう使われているかと一緒に覚えるので、意味を知っているだけでなく自分でも使える語彙になっていきます。

2. 例文の質が高い

LEAPの例文は、その単語が実際の英語でどう使われるかが自然に分かるものばかりです。例文を覚えることがそのまま語法やコロケーションを覚えることになるので、英作文や和訳でそのまま使える知識が身につきます。単語帳の例文はおまけと思われがちですが、LEAPでは例文こそが本体だと言っていいほどです。

3. 発信と受信で覚える深さを変えられる

Part1・2の発信語彙は例文ごと使えるように、Part3・4の受信語彙は意味が分かればよい、と覚える深さが最初から分けられています。すべての単語を同じ深さで覚えなくてよいので、限られた時間を本当に使える語彙に集中させられます。

LEAPの使い方

  • 1周目は第一義だけを隠して、速く回すことを優先する
  • 2周目以降は第二義以降を例文と一緒に覚える
  • Part1・2は例文ごと覚え、Part3・4は意味が分かればよいと割り切る
  • 音声を使って耳からも覚える

数研出版は標準・じっくり・短期集中の3つのペースの学習スケジュールを公開していて、1周目はじっくり・2周目は標準のように組み合わせる使い方も提案しています。

LEAPが合わない人

向いている人
  • 二次試験で英作文や和訳が出る人
  • 単語を覚えるだけでなく使えるようになりたい人
注意点

共通テストまでに最短で語彙を増やしたい人や、英作文が入試に出ない人は、ターゲットやシス単の方が効率的な場合があります。中学英語に不安がある人は、易しい姉妹編の『LEAP Basic』から始めましょう。

単語帳選びで迷い続けるより、1冊を決めて周回することの方が大切です。迷っているならLEAPを選んで、第一義だけを隠して今日から1周目を始めてみてください。

この記事で紹介した単語帳

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