筆者は理系ですが浪人の年に共通テストの国語で180点を取りました。その年の国語は難しくなり平均点は前年より10点ほど下がって116点台でした。この記事ではその経験から理系でも国語で9割を取るための解く順番と古文・漢文・現代文の対策を解説します。
試験の形式
| 大問 | 分野 | 配点 |
|---|---|---|
| 第1問 | 現代文(評論) | 45点 |
| 第2問 | 現代文(小説) | 45点 |
| 第3問 | 実用的な文章 | 20点 |
| 第4問 | 古文 | 45点 |
| 第5問 | 漢文 | 45点 |
試験時間は90分で満点は200点です。2025年から第3問に実用的な文章が加わり大問が5つになりました。
共通テスト国語は根拠がはっきりした試験
筆者が尊敬する林修先生は共通テスト国語の選択肢について「森三中の中に佐々木希が入っているくらい分かりやすい」と表現しています。まさにその通りです。
共通テストの英語は本文に明確な根拠がない選択肢が正解になることも多く消去法で選ぶしかない試験です。国語は違います。正解の選択肢には正解である根拠が本文中にきちんとあり、誤りの選択肢には誤りである根拠が本文中にあります。特に現代文ではこの根拠を本文から押さえて選ぶことが何より大切です。
解く順番:実用文・古文・漢文を先に
筆者は第3問の実用文から解き、次に古文と漢文、最後に現代文の評論と小説を解いていました。つまり3・4・5・1・2の順番です。
順番そのものをそれほど気にする必要はありません。ただし実用文・古文・漢文は現代文より先に解いたほうがいいです。理由は沼る要素が少ないからです。
- 実用文:事実を淡々と述べる文章なので正解の選択肢を選ぶこと自体は簡単です。大事なのは時間をきちんとかけられるかどうかです
- 古文・漢文:知識があって和訳さえできれば解ける問題が多く、時間がかかりすぎて沼ることはあまりありません
- 現代文:沼ることがあります。最初に解くと現代文で時間を食い後半が圧迫されます
古文・漢文・実用文は国語でいちばんの得点源です。そこが時間不足で崩れるのがいちばんもったいない失点なので気をつけてください。
9割には古文・漢文のミスを1〜2問に抑える
9割を取りたいなら古文と漢文のミスは合わせて1問、多くても2問に抑えることが必須です。現代文で多少落としても古文・漢文で取り切れば9割に届きます。
古文・漢文:単語と句法の知識は今も必要
センター試験から共通テストに変わって古文・漢文は読解の要素が強くなり、知識が軽んじられる傾向にあります。とはいえ知識がなければ和訳ができません。古文は単語帳を1冊、漢文は基本的な句法を覚えることは今も重要です。漢文の基本的な句法は50個もないので覚えるのにそれほど時間はかかりません。
理系は漢文にあまり時間をかけられないと思います。そこでおすすめなのが寺師貴憲先生の『大学入試 漢文の最重要知識スピードチェック』です。入試に直結する要点が76項目にまとまっています。これを何周も繰り返して句法を固め、あとは過去問を解く。漢文はこれで十分です。
実用的な文章:15〜20分で解く練習をする
第3問の実用文にかけられる時間はおおむね15〜20分です。過去問や問題演習でこの時間内に解き切れるように練習しておけば十分です。
現代文:勉強法は過去問を解くだけ
現代文の勉強法は過去問を解くことだけです。ほかの参考書をやる必要は一切ありません。予想問題集も現代文に関しては質が低いのでやる必要はありません。
追試も含めて5年分から10年分くらいの過去問を解きましょう。共通テストの過去問だけで足りなければセンター試験まで遡って大丈夫です。
復習で根拠を言語化する
過去問は解いたあとの復習がとても大事です。解答の根拠と、なぜこの選択肢が正解に選ばれるのかを毎回言葉にしていきます。先ほどの林先生の言葉どおり共通テストの国語は正解が分かりやすく作られているので、根拠は必ず言葉にできます。
逆に根拠を言葉にできないなら文章を理解できていない証拠です。根拠を言語化できるようになるまで過去問の復習をひたすら繰り返してください。現代文の対策はそれ以外に必要ありません。
まとめ
- 共通テスト国語は正解にも誤りにも本文中に根拠がある試験。現代文は根拠を押さえて選ぶ
- 解く順番は沼る要素が少ない実用文・古文・漢文を先に。現代文を最初に解いて後半を圧迫しない
- 9割には古文・漢文のミスを1〜2問に抑えるのが必須
- 古文は単語帳1冊、漢文は基本句法を覚える。漢文はスピードチェックを何周もして過去問へ
- 実用文は15〜20分で解き切る練習をする
- 現代文は過去問だけ。追試も含めて5〜10年分、足りなければセンターまで遡る
- 復習では解答の根拠を毎回言語化する。言語化できないなら理解できていない
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