筆者は共通テストの化学で9割ほど取りました。この記事では二次でも化学を使う理系の受験生に向けて、共通テスト化学の構成・解く順番・対策を解説します。結論から言うと、二次の化学をしっかりやっていれば共通テスト専用の対策はほぼ不要で、過去問を解くくらいで十分です。

共通テスト化学の構成(2026年度)

大問分野主な内容
第1問理論(物質の構成・状態)化学結合・コロイド・溶解度・結晶・気体
第2問理論(物質の変化)化学反応と熱・電気分解・反応速度・緩衝液
第3問無機(理論との融合)酸化数・リン・遷移元素・金属イオンの分離
第4問有機・高分子脂肪族・芳香族・糖類・ペプチド
第5問総合身のまわりの化学物質を題材にした総合問題

試験時間は60分・100点満点で、各大問20点です。2026年度の平均点は56.86点でした。筆者が現役で受けた2025年度は特に難しく、平均点は45.34点と過去最低でした。ただ構成は毎年同じなので、訓練を積んでいればそれほど恐れる必要はありません。

二次で化学を使うなら専用の対策はほぼ不要

二次の化学をしっかりやっていれば、共通テスト化学のための特別な対策はほとんどいりません。共通テスト用には過去問を解いて形式に慣れておくくらいで十分です。化学の勉強法そのものは化学の勉強法の記事を参考にしてください。

共通テスト過去問研究 化学(赤本)の表紙

解く順番:無機・有機を先に、総合問題は最後

理論の問題は意外と時間がかかります。反応式を書くのに時間を取られたりするからです。おすすめは大問3の無機と大問4の有機を先に解き、次に大問1・2の理論、最後に大問5の総合問題を解く順番です。

  1. 大問3(無機)
  2. 大問4(有機)
  3. 大問1・2(理論)
  4. 大問5(総合)

総合問題は時間をかけすぎない

大問5の総合問題は文章の読解や考察が中心で、NMRなど教科書の範囲外の内容がよく出ます。知識はそれほど必要なく、その場で考える考察問題が多いのが特徴です。時間をかけようと思えばいくらでもかけられますし、かけても分からないこともあります。だから基本的には一番最後に回しましょう。

直前期の演習には予想問題集も

本番形式で時間を計る練習をしたい人は駿台や河合塾の予想問題集を使うのもおすすめです。使い方は予想問題集の使い方の記事で解説しています。

2027 共通テスト 実戦問題集 化学(駿台)の表紙

まとめ

  • 共通テスト化学は5題・60分・100点。大問1・2が理論、3が無機、4が有機、5が総合
  • 二次の化学をやっていれば専用の対策はほぼ不要。過去問を解くくらいで十分
  • 理論は意外と時間がかかるので、無機・有機→理論→総合の順に解く
  • 総合問題は考察中心で時間をかけすぎやすいので最後に回す
  • 難しい年もあるが構成は毎年同じなので、訓練を積めば恐れる必要はない

この記事で紹介した参考書

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