4STEPは数研出版の教科書傍用問題集で、多くの高校で配られて定期テストの課題に指定されています。一方で「4STEPのせいで数学ができない人が続出している」と批判されることも多い問題集です。この記事では4STEPを使っても数学が伸びなかった京大生が、伸びない理由と学校で配られたときの付き合い方を解説します。結論から言うと、4STEPは最低限の努力でうまくサボり、勉強の軸は別の参考書に置くのがおすすめです。
4STEPが批判される理由には一理ある
4STEPは武田塾のYouTubeチャンネルなどでも批判されています。学校で定期テストの課題として「ここの範囲を解いてきなさい」と言われ、高1や高2の貴重な勉強時間を4STEPに費やしてしまうことで数学ができない人が続出している、という説です。これには一理あります。
筆者の高校でも4STEPと青チャートが配られ、4STEPは定期テストの課題、青チャートは自主学習用という扱いでした。それでも数学は伸びず、河合塾の模試の偏差値は60前後で止まっていました。
伸びない理由:4STEPは参考書ではなくドリル
4STEPはそもそも参考書ではなく、教科書を前提にした問題集です。人に教える機能はなく、ドリルのようなものです。そのため4STEPだけをやって数学ができるようになったり先取りしたりすることはできません。
では前提になっている教科書が教材として優れているかというと、内容は本格的ですが人に教えることに特化した作りにはなっていません。学習効率の面では、特に初学者が4STEPと教科書だけで勉強するのはかなり難しいのです。
ただ世間で言われるほど悪い本ではない
世間で言われているほど悪い本ではないと筆者は思っています。問題の選定が結構面白く、解答もシャープで、個人的には意外と好きな問題集です。
ただ勉強していくうえで本当に4STEPを使うべきタイミングは限られています。
学校で配られたらどうするか
学校で4STEPを課題に指定されたら、最低限の努力でこなしましょう。評価をそれほど気にしないならやらないという選択もあります。4STEPはうまくサボって、浮いた時間をほかの参考書に回すのがおすすめです。
代わりに使う参考書
初学者はまず入門問題精講か白チャート
青チャートも配られていることが多いと思いますが、いきなり青チャートをやるのはあまりおすすめしません。初学者ならまず入門問題精講や白チャートで基本を理解しましょう。
そのあと青チャート・基礎問題精講・実力強化問題集へ
基本を理解したら青チャートや基礎問題精講、入試数学「実力強化」問題集に移っていきましょう。
青チャートの使い方は青チャートとFocus Goldの比較記事、実力強化問題集は米村明芳・杉山義明の参考書の記事で解説しています。数学が伸びなかった筆者が伸びるようになったきっかけは論理の記事に書いています。
まとめ
- 4STEPは教科書前提のドリルで、参考書ではない。4STEPだけで数学ができるようにはならない
- 高1・高2の貴重な時間を4STEPに費やして伸びないという批判には一理ある
- ただ問題の選定は面白く解答もシャープで、悪い本ではない
- 学校で課題に出たら最低限の努力でこなし、浮いた時間をほかの参考書に回す
- 初学者は入門問題精講か白チャート、そのあと青チャート・基礎問題精講・実力強化問題集へ
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